エルメロイ教室のある天才たちの未来 (ページ8)

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ステンノ｢...それで、Aさんはどちらに？他の方々の様子を確認できて、安心はしています。しかし本命がいないと...｣

乙骨憂太｢熱を出したからお休み中だよ。その前に浜辺でひと悶着あってさ、だいぶ無理をさせてしまった。｣

ステンノ｢よかった。どうかあの子を大切にしてあげてね？まだ人生を歩き始めた幼い子なんだから、少しずつ世間に慣れさせてあげないと。はぁ...座の記録を共有してしまうと、余計な体力まで使うことになるわね。｣

乙骨憂太｢うん、同感。僕も可能性を渡り歩いていたら、自然と記録共有が体に染み付いちゃったし...で？どうせ今回も祝福パターンだろ？｣

狗巻棘｢？｣

藤丸立香｢？？？｣

ステンノ｢あなた、何回目？｣

乙骨憂太｢この特異点は七回目ぐらいかな。｣

ステンノ｢......ええ、授けましょう。海岸沿いを歩けば、ひときわ大きい洞窟への入口が見つかるわ。その一番奥に、この時代には本来存在しない宝物がある。ちゃんとエスコートしてあげてくださいな、ライダー？｣

乙骨憂太｢...うん。｣