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____告げられた。
この星に未来はなかった。最強も死んだ、周りの友人も死んだ。
夏油傑「示すのなら...叛逆者の虎杖悠仁を殺せ。」
虎杖悠仁「......先輩、後は頼んだ。」
後輩の呪いを背負って、暗い闇の中をどれだせ歩き続けたのだろう。選ばれなかった人は糧にされた。それはそれで幸せな最期だろうけど、俺たちは違う。永遠に英霊として生きることを約束され、ずっと可能性という可能性を渡り歩いてきた。
狗巻棘「もっと強ければ、」
「......」
狗巻棘「みんな...助けれたのに...」
聖杯が転がっていく。藤丸立香が手にした瞬間、特異点の崩壊を感じた。それは俺の敗北と死を意味している。
狗巻棘「ごめん...次こそは...」
「いつか私が、お前たちを縛りから解放する。それまで菓子でも食いながら寝ておけ。」
もっと強くなって、今度こそ...姿も名も残らなかったあの子に、この想いを告げたい。
狗巻棘「俺に言葉を与えてくれてありがとう、A。」
「......それは本人に伝えろ。カルデアの召喚に応じるなよ?応じたら死ぬまで駒として利用してやるからな。」
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作者名:琲世 | 作成日時:2022年2月10日 21時