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？｢＿＿＿＿。｣
レフ・ライノール｢何故...何故だ！？貴様以外は自分が醜いと認めることを恐れている！なのに何故...！｣
｢生きた年数に対して、見てきたものに差がありすぎたんだよ。彼らは美しいものしか目にしていないが、私は世界を見た。欲望のために英霊を扱い、欲望のために人を殺した。これを醜いと言わずして、なんと例えようか。まあ、私はその醜さを讃えるが。破壊の大英雄、アルテラよ。貴女もそう思うだろう？｣
アルテラ｢私は...｣
｢いいや...個々の思考まで奪ってはいけなかったな。人はその醜さを、古代より維持してきた。その醜さこそが文明を発達させ、縁を維持し、後世に語り継いだ。悪故に、犠牲を出し、先人は現代のすべてを築いた。アルテラ、此度は見逃してくれないか？｣
アルテラ｢......？｣
｢文明なくして、人は生きられない。我らは自身の醜さを知った上で、その生を全うしたい。親愛なる君に、どうか理解してほしい。｣
＿＿＿＿赦されるな。これは罰である。
アルテラ｢レフ・ライノールを、殺した。お前たちに用はない。｣
『ほ、本当に説得でどうにかなった...！』
｢それっぽい言葉を述べたんだよ。まあ全部事実だけど。｣
ネロ｢グサグサと刺さるような言葉を並べるな！！！｣
｢それは悪かった。だが君たちのような醜さがあったからこそ、世界は成り立つことを可能としたんだよ。......本当にありがとう。｣
アレキサンダー｢褒められてるのかなぁ...｣
罰を与え、る
狗巻棘｢憂太、決闘の場を作ってくれてありがとう。｣
｢......おう。｣
与えるのではない。彼らは赦されて、いい。
残り五人の門番たちも、それを分かってくれる。もし可能なら、彼らと出会う前に戦うことを辞退してほしい。そうなることを祈るばかりだ。
狗巻棘｢呪言より体術で。｣
｢いいねぇ、そっちの方が私も好みだ。邪魔者にはもう消えてもらったんだから、最後はお前を倒してゲームセットってヤツよ。｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2022年2月10日 21時
