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魔神柱と破壊神 ページ29

魔神柱、それは伝説上の悪魔の名を冠した化物のこと。

あれに恐怖するか、しないか。それだけでカルデアの運命は定められる。女は驚いた、男もその醜さに圧倒された。

「頃合いを見て、宝具で始末すんぞ。フランスの時みたいに泣いて堪るかってんだ。」

驚いただけ。女は恐怖していないし、驚きよりも「やっぱりこうなったか」と、元々見えた未来を受け入れてやっただけなのだから。

「フラウロス、醜さも人間以下の自分はどうだ?名にもかも人間に負ける貴様を見ていると、どうも笑いが勝る。」

フラウロス「貴様ッ...!自分で認めるのか!?」

「認めるさ。未来のために縁を断ち切り、孤独で戦い続けた私が断言しよう。世界は残酷であり、人は醜く、しかして讃えよ。彼らは美しい。そのすべてに勝らぬ貴様など、敵にも値せんと言っているのだ。」

なんなら煽る、煽りまくる。

七十二柱の魔神を従える王に対し、そのすべてに対し、彼女は恐れず告げる。お前は価値あるものに値しない、と。

「一斉にやるぞ、お前ら。醜いものは、より醜いもので。圧政者への叛逆の時間だ。」

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作者名:琲世 | 作成日時:2022年2月10日 21時

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