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狗巻が近くにいたなら、誰が封印されたのかは明確に理解できたはずだ。そう、彼が見逃すわけがない。
そのような報告が一切なかった理由として、予測できるのは......
「随分と物分かりがいいんだな、お前は!」
狗巻棘「憂太が望まないなら、俺も夏油の命令を拒絶する!ただしタイマンは絶対にやるからな!?」
「おうさ!カルデアの通信を切っといて正解だったよ...何とか敵を騙せたんだからな!」
夏油傑「...!」
裏切り。ただの情で裏切るような男だと思っていたが、まさか『相手の望みではない』という理由で裏切るとは。
これでは何のために殺したのか、何のために殺させたのか。目的のものを同時に手に入れるためだったというのに......
夏油傑「狗巻ッ...それでいいのか...!」
狗巻棘「死後に願いを叶えるなんて、あまりにも贅沢すぎる話だろうに。飛び降りていい?このまま一万を消滅させる。」
「それじゃあ...同時にやるとするかッ!『
狗巻棘「『
二人の声が響いた瞬間、一万の兵士は身を守ることもないまま死に絶えた。
私が取り込んだ一万の猿、それを一瞬で。
「このまま敵陣へ突っ込めェ!!!」
ブーディカ「......ナイスだよ、マスター。夏油は私が引き付ける!私も後で絶対に追い付くから!」
ネロ「ああ、感謝する...!進軍せよ!!!」
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作者名:琲世 | 作成日時:2022年2月10日 21時