烏野高校排球部の恋愛騒動。【HQ!!/菅原 孝支】

8話 ページ10

只今朝練中。

そして、昨日鬼畜コースを三週も走った馬鹿三人は


「足動かねぇ……」
「トスなんかあげずれぇ」
「走りずらい」


筋肉痛でヤバイことになってます。


まぁ、部活動でよく動いている飛と大地は走れるみたいだけど、私はもうダメです。

なんていうか。皆足が生まれたての子鹿みたいな状態。もうやだ、助けて。


「A……大丈夫？」

「うん大丈夫くない」

「保健室行く？」

「そこまで行ける気がしねぇ」


潔子、今日も天使やってますね。

周りから女神オーラ出てますよ！？
それに比べて私の女子力の低さ。もう泣いてやろう。泣かないけど。

「あ、じゃあ俺……」

何か孝支が言いかけた時、その言葉を遮るように声が発せられた。


「じゃあ、俺と澤村さんで連れてきます。つーかすみません、休んできます。後は………」

「スガ。任せるぞ。」


なんか成り行きでこの二人と行くことに。


「……ああ！ちゃんと休んでこいよ！」


気のせいだろうか。

孝支の顔が悲しそうに見えたのは。


「置いてくぞ。」
「マジ鬼」

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