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真希「......妙に強かったな。今のは群れた雑魚どもだったくせに。」

ロマニ「そうだねー...」

キリシュタリア「......よくよく考えたんですが、ドクター。魔術を一般人に見せびらかすって、神秘の」

ロマニ「そこはご安心を!この世界の未来はもう確定しているんだ。あるバカのおかげで、その辺りの境界は完全にぶっ壊れた!」

キリシュタリア「ぶっ壊れた!?」

ロマニ「上が煩かったんだけど、彼女はロードも呪術界の人間も黙らせたんだよ。お前ら老人は頭が硬いから困る。次喋ったら殺すぞ、って。」

キリシュタリア「......マジか。」

彼女というと...気付いたら目の前から姿を消している、あの自由人が浮かぶ。というか絶対A。どの世界でも彼女は同じような存在なのか。

キリシュタリア「(可愛らしいなぁ。)」

真希「うおっ!?横で何か弾け飛んだ...」

キリシュタリア「......魔獣とシャドウサーヴァントか。ドクター、私たちは校内に入らず、この玄関口で防衛といきましょう。中での仕事は彼らに任せればいい。」

ロマニ「同感だ。そっちは任せてもいいかな?」

乙骨「でも!こんな数...」

真希「...雑魚っつーか、強いのばっかりが群れてるな...」

彼女がそういうものであると認識できただけで、力が出てくる。人間とは本当に単純だ。

自分の支えになるものが強固なものであればあるほど、自分の力の支えにもなる。この世界も、キリシュタリア・ヴォーダイムという人間も、単純に作られている。

真希「!?」

キリシュタリア「魔獣はこちらにお任せを。簡易召喚、問題ありません。」

ロマニ「なら僕はシャドウサーヴァントの方を。...この指輪を使うまでもない。」

織田信長「この信長を呼ぶとは珍しいな。人間以外か?」

キリシュタリア「ああ、頼む。」

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作者名:琲世 | 作成日時:2021年12月29日 20時

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