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キャスター「......そんな気力も、もうないけどね。ねえ、怪我はない?」
「ないですけど...っ」
キャスター「女同士で抱きしめ合ったところで、何になるんだって話だけど...少しは暖まるでしょ。アンタの仲間が助けに来るまで、ちゃんと暖めてあげるから。」
「...ありがとう、キャスター。君のおかげで、全然寒くないや。」
アサシン、アサシン。もう一度私の手を握って。私が生まれたこの場所で、もう一度。
アサシン「......可愛いなぁ。この倉庫に、ずっと閉じ込めていたい。」
バーサーカー「はぁ!?」
アサシン「そうか...お前はどんな金品より愛しいからこそ、この部屋で生まれたんだな。キャスター、お前は私が愛してやろう。」
アサシン、魔術を学びました。次は殺しの魔術を教えてください。
アサシン「お前は支援に集中してくれ。......そういえば、どうやら私も人を愛してしまったらしい。奴らのしたことは忘れない。だが、あまりにも愛しいんだ。やはり我ら女神の分身は、ビーストの座へ至る運命なのだろうな。」
アサシン、支援だけじゃあなたの傍にいられないよ。
私だって君と一緒にいたいよ。
キャスター「...寝ないで。」
「ん...」
キャスター「寝たら...もう大切な人に会えないよ...」
アサシン、喰わなければよかった。
キャスター「会いたいよ...アサシン...」
アサシンに会いたい。この歪な愛をどうすればいいのか、君に問いたい。
バーサーカー「バーカ。だから鍵は持てって言っただろ。」
キャスター「...!」
バーサーカー「手錠の鍵も、この部屋の鍵も消えたらさ、アサシンも俺も迎えに行けないだろうが。アサシンとは少し約束した程度だが...お前が望むなら、二人とも外に連れていってやるぞ。」
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作者名:琲世 | 作成日時:2021年12月29日 20時