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最初に、私の悲鳴から始まった。
神殺しが始まって、私は泣いて助けを求めた。私は彼らを助けたのだから、彼らも神を助けてくれるだろうと。
でも違った。神を殺したのは人であり、人が助けてくれるわけがなかった。
あの日から憎い。己が欲望のために神を殺した人間が憎い。
憎い、憎い、憎い、憎い、憎い。
紙屋｢要は現実逃避だろ？｣
アルターエゴ｢うぎぃぃぃぃぃぃぃッッ......！｣
紙屋｢マジかよ...自分で自分の顔の皮を引き剥がす、って...！｣
ホームズ｢一度離れるぞ！｣
アルターエゴ｢これが現実逃避なものか！！！憎い......憎いィ！！！｣
ホームズ｢......このまま地下に逃げ込めば、彼女は追ってこれない。索敵能力などが低下したことを前提にした作戦だが...賭けるか？｣
紙屋｢頼む！このまま転移門へ！それから他の住民も...！｣
ホームズ｢それならもう間に合っているとも！どうやら彼女の風の力は万能ではなかったと言うべきか！それでも全員地下に逃げ込めた！｣
紙屋｢...！｣
アルターエゴ｢ブッコロシテヤルッッッ！！！！！｣
紙屋｢滑り込みシュート超エキサイティングッッ！！！俺ってば滑り込みの才能ありすぎ！？｣
｢朝の電車というもので...迷惑なやつだって...聞いたよ...｣
紙屋｢なんか滑り込みの先で顔が真っ青どころか紫になってるヤツがいるんだが！！！これ電車の中だったら混迷としてるよ、だって滑り込みしてきたバカと病人が倒れている電車の中だぞ！？医者もいないわこんな場所！！！｣
サンソン｢いえ！ここに医者トリオがいます！｣
アスクレピオス｢医神アスクレピオス！｣
ナイチンゲール｢バーサーカー・ナイチンゲール！｣
紙屋｢すみません、三人ともお帰りください。間違いなく状況が悪化する未来しか見えないので。｣
アスクレピオス｢まずはカルテからだ。今の身長、体重、こうなったのは何時何分何秒地球が何周した時か。そのすべてを答えろ。｣
紙屋｢最後の一個はいらないと思います！マジで帰れ！！！｣
｢...詳しくは、覚えて...ない...けど...辛くは...ないよ...｣
紙屋｢嘘つけェ！！！｣
｢ううん...あの人...だれ、だっけ...おでこ、冷ましてね...嫌なもの、取り除いて、くれた、って...｣
紙屋｢......｣
｢ここの...こと、思い出せない、けど...軽いの...からだが...｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2021年12月26日 18時
