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大角、人を切り裂く爪、喰らうための牙。
即ちビーストV。我ら、その座へ至る道を得る。
セイバー｢人の愛を邪魔した上に、その愛すらも砕くとは......人とは愚かである。己が欲望のため、人の愛すら砕いてしまうのだから。だが、お前たちは殺さぬ。まだ捕らえぬ。時期があまりにも早すぎる。｣
ランサー｢我らはこの世界を喰らい、後にお前たちを殲滅する。全英霊を捕らえ、二度と消滅することを許さぬ。震えて待っていろ、人理を守る者よ。｣
オベロン｢......お前らこそ、首を洗って待っとけよ。今さっき、味方から面白い報告が聞けたんだ。水着とかサンタとか関係なく、全勢力を以てビーストを叩き潰す。｣
ランサー｢ハッ、抜かしおる。セイバー！行くぞ！｣
いつかその座へ至るため、我らはまず真なる愛を知らなければならない。
我らは人を愛しているのか、または......
マシュ｢......敵勢力、撤退しました。｣
オベロン｢二体がビースト成体になったか...あの二体を倒しても、まだキャスターがいる。ルーラーは死に、ライダーとバーサーカーは味方となった。この戦力だけでも心配すぎるんだけどね。そんな妖精王が何も用意しないわけでもなく......｣
マシュ｢まさか...本当に奥の手が！？｣
オベロン｢今回は女神の手助けあってこそ、だよ。天界での出来事を覚えているかい？影の記憶がある僕は鮮明に覚えてるとも。剪定事象として消え去ったはずの人たちの魂は、確かにあの天界に保管されていた。今となってはその天界も存在しているのか、存在していないのか...あやふやな存在だけどね。｣
マシュ｢も、もちろんです！オフェリアさん、パツシィさん、ゲルダさん...それに、ドクターもいました。｣
オベロン｢ロマニ、彼の場合は人の記憶より抽出されたAIみたいなものだったけどね。世界は王がいなければ存続されない。なら、再び王が蘇ったのなら？｣
マシュ｢...！｣
オベロン｢天界より、新しい戦力が投与される。僕は根っから大嫌いだけど、君たちにとっては最高の戦力になってくれるはずさ！｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2021年12月26日 18時
