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その生は喜劇で満ちていた! ページ45

金と欲が人間の底。

そうです、その醜い姿で私を楽しませなさい。私から退屈を奪って、私を憎んで、私を殺しに来て。私は退屈が嫌いだから、どうか、どうか。

女神「こんなものッ...何が面白いのよ!!!」

お父様、お母様。あなたたちと同じですよ。私はその奇妙な輝きに惹かれ、人に恋をしただけです。

ですのに私、否定されました。否定されたなら殺すしか、ないですよね。

女神「違う...違う...ううっ...!」

人は神に供物を捧げよ。紙を崇め、神のため日々を生きなさい。お前たちの愚行を私は裁きます。

女神「春...もう一度、私を導いて...助けてよぉ...!」

春、お願い。

助けて。

サンソン「......」

女神「春...見えない...体が熱い...痛い...」

サンソン「今が殺すチャンスか。」

女神「春...春...どこにいるの...!」

セイバー「女神の一柱、セイバーだ。我らの霊基を維持する機械の存在に気付くとは、見事なり。」

サンソン「機械...?」

セイバー「気付いていなかったのか?この女はただの機械に過ぎぬ。カルデアに存在した本体を地下に繋げ、我らはただの傀儡として動いていたまで。この機械にはクラスも何も分け与えられなかった、ただの維持装置に過ぎない。」

女神「助けて、助けて...」

セイバー「......その役目も、じきに失おうとしているらしい。その方が我らにとっても、春にとっても喜ばしいことだ。さて、早速だが死にたまえ。お前たちカルデアは、これからの神の時代に不要なものと断定。この遊郭と共に消え去ってしまえばいい。」

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作者名:琲世 | 作成日時:2021年12月23日 14時

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