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世界の強制力と共に生まれる、新たな悪意と嫉妬。
私はそれをどれだけ祓えば、彼らと共に生きることが許されるのでしょう。
自死をしても、世界は私の死を許さない。
ティターニア「たす、けて」
私はもう、一人は嫌だ。
_______......あなたの名前は笑聖。あなたの名前は夏蓮。
どうか、健やかな人生を。
渚桜、舞彩、響子、憂、ユイ。
私の可愛い孫、私の可愛い子供たち。
あなたがそう祈ってくれたから、俺たちはどんな嵐でも乗り越えれるって断言しました。
あなたが冠位の座を捨て____再びこの世界に舞い戻ったとき、俺たちはもう一度あなたと手を取り合いました。
何億年も経とうと、必ず本当の幸せを掴むために。
ティターニア「...そうだ。どれだけ下らない理由と罵られても、私はあなたたちを守るために、ここまで走ってきました。」
私が名前を授けた、とても優しくて強い子供たち。
私はあなたたちのこれからのため、ただそれだけのために、この剣をもう一度振るうのです。
「あ......」
ティターニア「そんな泥に縛られずとも、あなたのこれからは輝きに満ちています。さあ、顔を上げて。」
アルトリア「異邦の魔術師との契約に基づき、召喚に応じ参上しました。ブリテンを諫めるのではなく、世界を救う戦いであれば。たとえ時の果てであろうと、この剣は彼の手に。」
ティターニア「......我が間違い、ここで正す必要があります。あなたが恋をしたことを、私は否定しない。ですがやり方がよくなかった。」
ヴォーティガーン「失敗作の守護者、何も成し遂げられない守護者が英霊になるとか...楽園の妖精のまま英霊になったヤツもいるし、予想外の助っ人だらけだなぁ。でもさ、ブリテンは滅びた。お前らは負けた。とっくに出番はなくなってる。力足らずで舞台から降りた役者が戻ってくるもんじゃない。」
ティターニア「あら、そう?不倫した俳優、声優がいつかは舞台に戻れるように、私たちにもそういう権利は与えられてるのよ。」
ヴォーティガーン「ハッ...相変わらず生々しい例えをしてくるなァ。」
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作者名:琲世 | 作成日時:2021年12月23日 14時