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「いたっ...着地下手くそですか、オベロンさん。」
オベロン「緊急着陸にしては上手くやった方だと思うけどなー!」
「......冗談ですよ。ありがとうございます、オベロンさん。私は本来、ウッドワスの攻撃を、真正面から受け止めるつもりでした。彼の腕を吹き飛ばす代償として、私の命程度は軽いと思った。あなたのおかげで、私はロンディニウムの勝利を前に微笑むことができている。ありがとう、オベロン。」
オベロン「...!......ああ、こちらこそ!君を救えて本当によかった!」
牙の氏族「ティターニア様...何故このようなことを...」
「何故も何も、私は元よりモルガン陛下に宣戦布告した身。嫌な記憶だけは一通り思い出しました。あなたたちは妖精を守る強い戦士だと知っていますが、それ以上に許せません。ええ、憎しみが私の中で渦巻いているのです。」
オベロン「...」
「私と話したい?味方してほしい?ならこうするべきでしたね。私とモルガンが対等な関係になれるよう努力し、妖精國は汎人類史と永遠の共生を望むと誓う。己の醜悪さに気付いてさえいれば、モルガンも皆さんを救っていたのに...では、さようなら。」
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作者名:琲世 | 作成日時:2021年12月21日 0時