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キリト「俺はキリト。そこの行方知らずだったギルガメッシュと同じ、異邦からの客人ってやつだよ。君たちからすれば、異界なんて慣れてないものかと思ったんだが......案外慣れてるんだな。」

ダ・ヴィンチ「嫌ってほど慣れたねー。」

キリト「あー......巻き込まれ体質か。ギルガメッシュのヤツ、ふとした時に花を探してくるって消えやがってさ。その間に何度世界が繰り返されたと思ってるんだよ。」

ギルガメッシュ「マスターを喜ばせるためだと言っただろうが。」

キリト「名なしの森で記憶喪失で倒れました、そのまま海で遥か彼方まで運ばれました、上陸先のロシアで二度目の記憶喪失をしました。......花の採取だけでこうはならないだろ。」

ギルガメッシュ「目の前の男がそうなった。」

キリト「マジでバカ。俺が罵倒できる数少ないバカ。......でも、こうして異邦の土地で巡り会えてよかったよ。俺も一応、英霊としての力を彼女から授かっている。それも微弱なものだけど、これからは君たちの力になることを約束するよ。酷使はしないでくれよ?こっちは生身なんだからさ。」

ダ・ヴィンチ「生身で英霊の力を...!?」

高杉晋作「僕の宝具ならともかく、君たちの世界では何か別の方法があるのだろう?」

キリト「ああ。俺みたいな一般ゲームプレイヤーは、あるゲーム機を通じてその戦闘データを収集するんだ。戦闘データを元に特訓を積み重ね、その訓練を終えた頃に、神様から英霊と同等の力を授かる。こっちもこっちで大変だから、そうしてでも兵士を増やさないと辛すぎるんだよ...」

ギルガメッシュ「また厄災か?」

キリト「明日には死ぬと思う、低レベルの敵だとは思うけどね。そんなわけだ!これからよろしくな!」

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作者名:琲世 | 作成日時:2021年12月21日 0時

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