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クリプターのベリル、それから...モルガンのマスター。
何か違和感はあるけれど、一応目は瞑るべきだろうか。これ以上余計な発言をしたら、三人の命も危険になる。私だけは絶対的な安全を約束されているけど、彼らはあくまで客人だ。
「(というか、褒美が一億QPって...億って文字だけでも、ありえないほど多い数だってことは分かる!)」
モルガン「私からの話は終わりだ。他に何もなければ...」
「あ゛ッ...!」
女神「なら私の出番ね。ようやく会えたわ...このクソ野郎ッ!!!」
「ひぎッ...ァ...!?ああああああッ!!!」
アルトリア「!?」
藤丸「やめろ...!」
突然押し倒され、その頑丈な口で両腕が折れた。どうしてか自然治癒するのはなんとなく感じるけど、その治癒すら女は許そうとしない。
女神「ッ!?」
モルガン「殺すぞ。」
女神「...申し訳...ありませんッ...」
「......」
モルガン「すまなかった。謁見後にあの女は数週間に渡り、牢獄にて監 禁する。また一からの調教だ。いったい何処にあのような牙を隠していたのか...」
藤丸「A...腕が、」
「......大丈夫、です。いつかは治りますから。」
ダ・ヴィンチ「...!」
彼女から私に対して、ありえないほどの憎悪を感じた。今も小さな声で殺すと呟き続けている。
モルガン「五つの異聞帯を越え、我が前に立った者よ。望みを語るがいい。」
「藤丸さん...」
藤丸「...カルデアは白紙化地球を解決するのが目的だ。」
モルガン「ああ、ベリル・ガットから聞いている。外の世界の状況も分かっている。」
藤丸「その前に、この異聞帯から異常が検出された。」
モルガン「ほう。それはどのような?」
ダ・ヴィンチ「崩落という未来観測結果だ。エインセルの予言と同じものと思ってくれればいい。ブリテンから拡がる崩落が惑星全土に伝播し、地球は崩壊するとのことだ。その理由、理屈は全く分からないけどね。我々カルデアはこの崩落現象を解明、解決するため、あなたの妖精國に上陸した。また、空想樹が燃え尽きているこの異聞帯に敵対する意図はない。我々の目的はあくまで、世界の崩落を止めることだ。」
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作者名:琲世 | 作成日時:2021年12月21日 0時