キャメロット ページ48
_____翌朝。
「...ブリテンの守護者、ティターニア...巷ではそう呼ばれているらしいですが、今の私はただのティターニアです。お気遣いなく。」
妖精騎士ガウェイン「いえ。我らが希望、A様。いずれ予言の子と敵対する日が来ようと、私たちはあなた様にだけは絶対の安全を約束します。遥か遠くの過去、遥か遠くの世界。盟友であり妖精國の絶対的王、我らがモルガン陛下はそう仰いました。」
妖精騎士ガウェイン、モース掃討職第一近衛騎兵隊より30翅。10分遅れでノリッジに到着。
「じゃあ、ガウェインさんは本当に素敵な人なんですね!想い人のために戦うって、とても憧れます!」
妖精騎士ガウェイン「当たり前のことだ。貴殿こそ数回に渡り記憶を失ったと聞いているが......見知らぬ街を護るために、その命を懸けたという勇気。心の底から称賛しよう。」
「ガウェインさんも立派ですよ!」
アルトリア「......えっ、なんで三十分で友人関係?化物?」
サンソン「直感で友達になれるってぼやいてたけど、まさか本当になるとは...ブリテンの守護者という肩書きの効果もあるけど、彼女にはもともと度を越した感情の変化が備わっている。一度怒りに触れれば徹底的に殺し、一度優しさを覚えれば徹底的に優しく。彼女の情緒はまるでジェットコースターです。」
高杉晋作「もっと分かりやすく言えば、彼女の感情の変化速度は、オベロンこの野郎のスピードと同じぐらいだな!どれぐらいか知らないけど!」
「...あの煙、モース襲来の報せですね!馬車から降りますよ!ガウェインちゃんと共に、モースをガンガン倒しましょう!」
妖精騎士ガウェイン「がが、ガウェインちゃ......!?ゆ、友人にそんな風に呼ばれるのは初めてだが...こちらも気合いを出そう!貴殿に悪いところは見せられないからな!」
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作者名:琲世 | 作成日時:2021年12月19日 21時