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モルガンの水鏡、本来であれば厄災をどこかに転移させるために使うものだったらしい。

だがタイミングが悪く、マシュがブリテンのどこかへと転移されてしまった。いつかは再会できる。

......そう言い張るのが...この小さくて愛らしい妖精。

「ハベトロットさん...うん、可愛い。」

オベロン「ティターニア、本当に任せていいのかい?」

「お任せください!スプリガンこの野郎、殺されたくないなら鐘を鳴らせろー!予言の子のお通りだー!」

アルトリア「脅しにも限度があるでしょうが!!!」

「いでっ」

災厄を祓ったという功績を利用し、鐘を鳴らさせてもらう。結果としてそれは受け入れられたが、アルトリアはまだ覚悟がないという理由でそれを拒否した。それにノリッジを救ったのはマシュだから、と。

確かに状況も悪い。今鳴らしたところで、敵が多いと同時に味方も多いモルガン陛下に勝てる確率は低いのだから。

それからもう一つ。予言の子、カルデアのマスター、そして

堂々と守護者だと名乗ってしまった私。私たち三人がキャメロットへと招待されてしまった......限りなく最悪だ。彼らからある程度のことは軽く聞かせてもらったけど、私は女王に宣戦布告した身だし。

オベロン「はーっ...痛かった。」

「どこか怪我を?」

オベロン「ああ。どさくさ紛れで、女神に腕を切られてね。今はもう回復しているけど、まさか宣言通りに僕を殺しに来るとは思わなかったよ。ティターニアを通じて伝えるとか、本当に回りくどいことをするなぁ。」

ダ・ヴィンチ「女神...!」

オベロン「......まあ、君たちが来る前にいろいろあったんだ。とりあえずあの女神は嫌い、大嫌いだ。それだけは断言してやる。」

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作者名:琲世 | 作成日時:2021年12月19日 21時

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