はじまり ページ37
サンソン「......体が、重い。」
「うん...私もかなり重いよ。最低でもスタッフたちだけの痛みを背負っただけだから、少しすれば治るけどね。」
ギルガメッシュ「我は何ともないぞ?」
「...?何故なんだろう...」
ダ・ヴィンチ「このブリテンは英雄が存在しない歴史だから、だよ。汎人類史の英霊はブリテンに立ち入れないけど、セイバーのギルガメッシュは異世界の英霊。それもイレギュラーにイレギュラーを重ね続け、汎人類史とは遠く離れた英霊だ。だから平気なんだろうね。」
ギルガメッシュ「そうか、そうか!では今回は我が同行させてもらおう!」
サンソン「ああ、頼む...僕は、最悪だってぐらい...体が重いんだ...」
ギルガメッシュ「......そうか。死ぬほどではないのだろう?ならば耐えよ。これ以上マスターを心配させるな。サンソン、この異聞帯には人間がいない。ロビンフッドという曖昧な存在さえも立ち入ることを許されぬ、王も達人も存在しないブリテン。......そう考えるのが道理だ。故に人の身である貴様が動ける理由はない。」
サンソン「本当なら、愛の力で壁も越えてやるって言いたいところだけど...マスターを頼んだ...」
「......うーん。やっぱり...」
マシュ「わっ!」
狐「キュウビにはなれても、大きさは君たちと同じぐらいだね。本来ならゼウス二つ分だけど、これだと乗り物にはなれなさそう。海岸の霧さえ抜ければ、元の力は取り戻せそうだけどね。コンっと!」
紙屋「おっ、戻った。」
キリシュタリア「この霧の浜辺は迂回不可能だ。食料も人数分あるし、サバイバルキットもちゃんと用意してある。しばらく迷子になることがあっても、ひとまずは大丈夫だろうね。」
ダ・ヴィンチ「今回は私も同行するからね!長い道のりになるけど、ファイトーっ!」
トリスタン「はい、ファイトがよいでしょう。なにしろ先は長い......そう感じますので。」
高杉晋作「そうそう!何事も面白ければいいのさ!」
「「「「「「「............何でいるの?」」」」」」」
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作者名:琲世 | 作成日時:2021年12月18日 10時