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Lostbelt No.6 ■.■.2017 妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ ページ34

血染めの冠、おひとつどうぞ

予言の子が来たわ、来たわ!

なんて可愛らしいの

お前は役立たず

役立たず

神秘「お前なんか、産まれたあの時に欲に素直になれば、すぐにでも殺せたのに。」

大丈夫、さあ顔を上げて。

僕が君を連れていくよ。僕の、僕だけの____



「...オベロン...?」

サンソン「知らない男の名前とは、感心しないね。」

「この前召喚された人だよ...」

サンソン「ん...嫉妬のあまり、名前を忘れてた。もう少し僕と寝よう、マリーヌ。」

「そうも言ってられないみたい。第六異聞帯で動きがあったみたいだよ。」

不思議な夢と共に目を覚ます。警告音と共に起き上がる。私たちを管制室へ呼ぶ声が聞こえる。

イリヤ「おはようございますっ!」

シトナイ「行ってらっしゃーい!」

夏油「無理はしないようにね。どうやら今回の旅、一筋縄ではいかなそうだ。」

「了解!」

夏油「......髪を切ったのかい?しかも白く染まってるけど。」

「そのー...カーマちゃんの髪型が可愛いなあって思って、オベロン風にくるくるってしたんだ。似合う?」

夏油「うん、似合うよ。右目の眼帯も味が出てる。」

「慰めどうも!行ってきまーす!」

予言の子。それは誰を指していたのか。

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作者名:琲世 | 作成日時:2021年12月18日 10時

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