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変わる体 ページ22
とうとう右目が消えた。次は、
｢......｣
血の不足。
吐血ばかりで意識が朦朧として、私の体は限界だった。幸いにも血だらけの私だから、女の日と偽って三日は一人で引きこもっている。
｢いたい...な。｣
最後に渡された、無意味に等しい女の日のための薬は机の上にある。アスクレピオスにも、ナイチンゲールにも、シャルルにも嘘をついてしまった。
｢......日記を...書かなきゃ、ねぇ。｣
大きさとかも元に戻ったけど、髪の色が茶色に変わりつつある。毒に蝕まれていく。
苦しい、苦しい。
剣ギル｢食べるか？今日はハンバーグだぞ。｣
｢うん...そこに、置いといて。今日も動けないや。｣
剣ギル｢我が背負ってやってもいいのだぞ。｣
｢ううん...大丈夫...｣
......誰か、来た。
｢誤魔化せるか...どうぞ...｣
相原｢...？｣
ダ・ヴィンチ｢どうしたんだい？｣
相原｢見慣れない男性がいまして。スタッフの顔は全員覚えたと思ったのに、あんな人いたっけなぁ...スタッフに紛れる問題児はいます？｣
ダ・ヴィンチ｢今のところいないよ。特にマスターのAが三日も姿を見せてないから、むしろ問題を起こさないように静かにしてる。｣
相原｢......アスクレピオスさん、Aの部屋に行ってくれますか？｣
アスクレピオス｢ああ。｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2021年12月18日 10時
