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清水「あら...?」
アスナ「それじゃあ...あなたは天草四郎?」
「はい。キリトはこちらの馬車の中にいますので、今はそちらで休息を。ロニエ、ティーゼ、アリスも。リーナさんもこちらに。」
愛しい愛しい彼女、されど中身は......
清水「ようやく見つけた...私だけのAっ...!」
虎堂「七海、今夜はもう疲れただろう。今はゆっくり休むといい。」
守りたい、守りたい、守りたい。もう世界を救うなんて役目は捨てて、普通の子供になっていい。痛みから私が守る、だから
清水「......そうね。急いだところであの子は守れない。落ち着いて、深呼吸をして...寝なくちゃね。睡眠不足は肌の大敵!元気よく戦いましょーっ!」
「......マスターは、大丈夫ですね。」
ソルティリーナ「そんなことまで分かるのか?」
「はい。私は特別、彼女と深く繋がっていますから。リーナさんはそろそろテントにお戻りください。風邪を引きますよ。」
ソルティリーナ「いや...夜空を眺めたくなった。今夜は一段と星が輝いている。」
「......星が。」
ソルティリーナ「そうだ。あの星は私たちに勝利を導いてくれている気がする。だからありがとうって、神様に感謝を捧げるんだ。必ず勝って、元の世界を取り戻すから...私たちと共に戦ってほしいと。」
「よい心掛けです。私も祈りを捧げましょう。どうかまた、彼らと共にこの大地で巡り会えることを。」
カストロ「ほら、土産だ。お前らも食って寝ろ。」
シャルロット「......マスター、泣いていましたか?」
カストロ「泣いていたとは聞いた。だがその姿は一度も見ていない。天草四郎とマスターだけの秘密だろうな。」
シャルロット「秘密を簡単にバラして...でも、聞けてよかったです。その涙のために、ここから立ち上がるための決意ができましたから。」
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作者名:琲世 | 作成日時:2021年12月5日 16時