神の試練 ページ28
ラスプーチンと千子村正、その二騎は二十を越えるサーヴァントを全滅させた。まともに戦えば勝ち目もない。二騎はオリュンポスに帰還済みのため、このアトランティスで戦うことがないと聞いて安堵した。
オデュッセウスも一度だけこの島に来訪したことがあるが、彼は異常と言えるほどに、汎人類史に対して詳しい知識を持ってたとか。
見た、経験した、理解したではない。誰かから情報を根こそぎ吸い取ったというイメージらしい。
アストライア「......あの子、女神の求める半神ですね。私もオリュンポス十二神も、あの女神には呆れているのです。ですのでこれはちょっとした嫌がらせです。天秤に乗ることすらないあの女を、同じ地に引きずり落とすための情報を授けます。」
私がいない間、重要な話ばかりが勝手に進んでいた。
サンソン「熱は引きました。後は薬を飲めば大丈夫ですよ。」
「ありがと......あれ、私ってば足手まとい...」
サンソン「君は足手まといなんかじゃない。ティミを助けたし......あれ?君ってば頑張りすぎじゃない?」
「いやいや、そんなまさか」
アストライア「そこのイチャイチャ夫婦......の、妻!!」
「はい?」
アストライア「私と戦いなさい!!!」
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作者名:琲世 | 作成日時:2021年11月15日 9時