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マンドリカルド「...やべっ...さっき、何を言おうと思ってたんだっけ...」

イアソン「ド忘れかよ!?」

『なら僕から一つ質問だ。ティミ、君はそろそろ僕の膝から降りてくれ。他の人の手伝いをしてくれる?』

『わかった!いっぱい手伝ってくるよ!』

『......他のオリュンポス十二神の名前がついたテオス・クリロノミアも、あると聞いている。その場所はわかるかい?』

アストライア「ゼウス・クリロノミアやポセイドン・クリロノミアがあるのはオリュンポス側ですわね。」

『こちら側のナノマシンは?』

アストライア「アテナ・クリロノミアが、このアトランティスのどこかにあるはずです。そも、テオス・クリロノミアは神の鋼体を構成・補助するための流体金属。オリュンポス十二神は自身のテオス・クリロノミアを、それぞれの用途に従って強化していったのです。アテナはアレスと同じく戦闘に特化した神。そのナノマシンを授かれば、何かしらの取っ掛かりになるかもしれませんわね。」

サンソン「なんか裏がありそうな話ですね......」

アストライア「当然です。アテナ・クリロノミアはたかだか人間の霊基が耐えられるものではありません。神霊に近い存在でなければ、崩れ落ちるか破裂するか......ま、どちらの結末も道理といえば道理ですわ。イカロスと同じです。神に近付く人間は罰せられなければならない。これはこの世界の揺るがぬ理です。」

『......いや、待てよ。神霊に近い存在...要するに、神性を保有するサーヴァントであれば...?』

「いずれにせよ、ナノマシンを確保するのはかなり重要だと思うよ。というか最高に私にぴったりだし!」

アストライア「貴女はやめておきなさい。」

「え?」

アストライア「......誰か、その子を別の場所に。その子の体はしばらく休めなければなりません。」

「いや、その前に一つ質問!アストライアの石像を作った人って誰!?」

藤丸「あっ、確かに俺も気になってた。いったい誰なんだろう...」

アストライア「......一騎は怪しげな格闘術の使い手、ラスプーチンです。無論その方が作ったわけではありません。」

『ラスプーチン...!』

アストライア「もう一騎はラスプーチンに勝るとも劣らない騎耐え抜かれた肉体に、氷のような鋭さと火のような激しさを持つ男性。真名を千子村正。百の刀剣、千の刀術を修めた美丈夫です。」

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作者名:琲世 | 作成日時:2021年11月15日 9時

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