流星の如く煌めかん ページ11
ありえない。彼にどうしてそこまでの力があるのか、どうしてたった一人でサーヴァントを倒してしまったのか。
______私たちはこのまま、テティス島に向かおうとしていた。アルテミス妥当のため、アキレウスの力を借りたかったから。
キリシュタリア「......そこにいたか。君はやはり、私の手を取ることを選ぶようだね。」
話は少し前に遡る。
「テティス島...アキレウスの母親の名前だね。」
イアソン「名前ぐらいならお前でも知ってるのか。」
「さすがにわかるよ?昔のカルデアで、たまに本を読み漁っていたぐらいだからね。じゃあ、私はもうしばらく部屋の中で休んでるよ。」
船はいい。静かに本を読める時間も、静かに誰かと話す時間もある。
...突然、船は激しく揺れた。
「ッ...!?」
織田信長「マスター、我に掴まれ。」
「ありがとうっ...何が起きてるの...!?」
織田信長「...神霊カイニスの襲撃だ。マスター、外に出るな。戦いが終わったら迎えに来るよう、紙屋の小僧には伝えてある。今しばらくはその身を休めろ。」
多分、私が加勢しても結果は変わらない。変わらなかった。イアソンとオリオンがとても強かったから、私は中にいても大丈夫だった。
だから、ここまではよかったんです。
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作者名:琲世 | 作成日時:2021年11月15日 9時