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織田信長｢......わしとて、無策でカルデア側に行くわけではない。万が一を考え、唐之杜とやらに我が埴輪を託していたのだ。｣
唐之杜｢ちなみに量産もね。｣
織田信長｢禾生、その不敬は万死に値する。我が業火で焼き尽くしてやろう...！｣
禾生｢...好きにしろ。ここで今代の私が死に至ろうと、他の私が存在するのだから。｣
マスターの腹部から流血はしているが...あの女のことだ、損傷は軽い。
コピー体｢...契約データを本体に移行...痛みも軽減されました。織田信長、君を扱うのは最後とします。今私が行動を共にするのはアーサー王なのですから。｣
アーサー｢そういうことだ。織田信長、君はしばらくマスターと一緒に休んでいてくれ。｣
コピー体｢...えっ、私も休むんですか。｣
アーサー｢腹部を撃たれたんだ。休むのが普通だろう？｣
コピー体｢ダメージならすでに軽減してあります。戦います。｣
アーサー｢はぁ...絶対に休ませるんだぞ、織田信長。｣
織田信長｢うむ。｣
マスターの腹部に触れると、少しだって痛がる様子を見せた。やはり自動修復機能がついていたところで、所詮は人の子。優しく扱ってやらねば、すぐに壊れてしまう。
織田信長｢我々は先に局内に向かう。その女は本体ではないが、本体以上にしぶといってことも知っておけ。｣
コピー体｢は、離せっ...！｣
聖護｢いいからおとなしく寝ておきなさい。僕がアーサー王の援護をするから。｣
槙島｢じゃあ私もー！｣
霜月｢槙島先輩もこっち側でーす。頑張ってくださいね、クソ犯罪者。実力だけは信用していますから。｣
アーサー｢...やるよ、槙島さん。｣
槙島｢バカもバカなりに本気を出させてもらおうか...！｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2021年11月8日 0時
