我が愛する主君、その輝き FGO×ジャックジャンヌ (ページ25)

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｢この名前にも親の愛なんてないと思うよ。...愛着はあるけどね。｣

確かに愛はあった。その名前が呪われているだけで、少しずつ自分が空っぽになるだけで。

｢名前...か。｣

虞美人｢お姉ちゃんがいい名前をつけてあげるわよ。どんな名前がいい？｣

｢...適当！｣

でも、君は少しだけ名前を捨てたがっているように見えた。せめて別の名前が欲しいと、そう願っていた。

愛があっても、誰かと同じ名前だと...

サンソン｢...｣

慎二｢ぜ、全部駆除した...すごい...｣

サンソン｢こんな蟲はもう、この世に必要ない。これも魔術師の悪い癖なんだろう？｣

間桐｢...はい。｣

サンソン｢なら人類史を責めはしない。妻も手遅れではなかったからな。｣

もう、誰の声も聞こえない。いっそのこと皆殺しにしてしまえば、きっと彼女の幸せになる。

｢シャルル、カルデアの命令が聞こえないの。｣

サンソン｢...！｣

｢......ただいま、シャルル。｣

そんな僕を現実に呼び戻したのは、愛しい君の声だった。