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コピー体｢......一からやり直しですね。あの局長の周囲を固める機械たちを破壊しない限り、私たちに勝利は訪れない。それを理解できただけでも、良しとしましょうか。｣
アーサー｢破壊するだけ...とまではいかないか？｣
コピー体｢はい。ですので足止め役が必要です。なるべく死なないよう、聖杯を入手するまで耐えられるぐらいの人材が。それはもちろん私が引き受けましょう。ギルガメッシュほどではありませんが、私には本体と同じ武器召喚の心得がある。異論は...｣
アスクレピオス｢命を大事にしないヤツを行かせられん。殺すぞ。｣
サンソン｢僕もその意見に賛成です。コピー体も僕が愛すべき妻。はい、そうですか...なんて、簡単に許可は出せませんよ。｣
コピー体｢...｣
あの怪物と戦うには、もうその方法しかない。彼女に従うという一つの方法は、もう失われてしまったのだ。
なのに彼らはコピー体風情の身を案じるばかりで、実に心苦しい。こんな阿呆にかまけている暇など、貴方たちにはないでしょう？
コピー体｢この作戦に異議を唱えるなら、私を越える人材を集めてみたらどうですか？どうせ集めれないでしょう、なら私に...｣
槙島｢わかり......ました。｣
聖護｢A...！｣
槙島｢大丈夫だよ、聖護...ねえ、コピー体さん...私を信じて。私にもね、とても頼りになる人たちがいるの。世間から仲間外れにされた端くれ同士だと、よくわかるんだ。彼らは往生際が悪くて、こういう戦いでこそ本領を発揮するんだって。｣
コピー体｢...｣
用意すると、彼女が言ったのか？
槙島｢生きていいんだよ...コピーさん。｣
私を越える人材がいるのか...？
アーサー｢...正直、あの数はサーヴァントでも苦しいぐらいだからね。増援があるなら、本当に助かるけど...｣
槙島｢明日まで待ってほしい。必ず私がみんなを連れてくるから...それまで無茶はしちゃダメよ。｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2021年11月8日 0時
