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『大丈夫！？ものすごい音がしたんだけど...』
｢知らない知らない知らない知らない！！！カルデアも異聞帯も何も知らない！！！｣
『...！』
｢藤丸ばかりに背負わせた罰だ！！！私なんか死んでもいい！！！｣
アンデルセン｢それが甘いと言っている。自傷するだけで物事が解決すると思っているのか？その腕を折ろうとしたところで意味はない。人ではなくなった貴様は、もう死ねないのだろう？｣
死ねない、この世で最悪の罰だ。まだ死んだ方がいい、私以外の誰かが生き残ればよかった。始皇帝も私を見て幻滅することだろう。
あの時私が手を掴まなければ、私が何もかも諦めてしまえば、楽になれたのに。
アンデルセン｢一度乗り越えたというのに、また子供みたいに泣きわめくか。｣
｢うるさい...！｣
アンデルセン｢蓋をするのはいい。俺が怒っているのはその後の言葉だ。まさか無意識に口から出ていたのか？だとしたら余計に腹立たしい！その醜悪な言葉を、誰にも一切打ち明けずに抱え込んできた貴様に腹が立つ！｣
｢うるさいうるさいうるさい！！！｣
言い返せないから、小さい子供のように同じ言葉を繰り返すだけ。分かっている。アンデルセンの言う通り、私が頑張らないと藤丸たちが泣いちゃうって。
泣かせたくない。先輩なんだからもっと頑張って、後輩の負担を減らさないといけない。それがコヤンスカヤたちの手を振りほどいた、私の責任なんだから。
｢でも仕方ないでしょ！？打ち明けたところで私の役目は変わらないんだから！！！ここまで頑張ったクズを褒めてほしいぐらいだよ！！！｣
アンデルセン｢俺の目にクズは映らんが。｣
｢この童 貞！！！老眼男！！！｣
アンデルセン｢......よし、人の地雷を踏み抜いた罰だ。剣を取れ！クソマスター！！この俺に勝ったらさらに地雷を踏み抜くことを許可しよう！！｣
『えっ、ちょ！？Aは重傷なのに...！』
アンデルセン｢底辺のサーヴァントがマスターのすべてを受け止めると思ったら大間違いだ。まずは殴ってその自傷行為を止める。発症間近の人間には、殴り合いがお似合いだろう？｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2021年10月31日 18時
