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｢...神としてのアルジュナが誕生したが故に、この世界は剪定事象とされた...？｣
ペペロンチーノ｢ほとんど予想になっちゃうけれど、それでもいいなら教えてあげる。この世界が乖離した具体的な時期はね、アタシにもわからないの。でもそれらしき時代なら絞り込めるわ。アナタたちもよく知る、マハーバーラタの時代ね。｣
｢そこからさらに絞り込むと、大戦争終結前後...その時に何か起きたのかな。｣
ペペロンチーノ｢そうよ。それが神性の獲得というところかしら。おそらく、カレは最初にヴィシュヌの力を手に入れたと思うの。それを呼び水として、他のインドの神も統合していったと思うの。シヴァ、ブラフマー、インドラもね。そして出来上がったのがアレよ。｣
マシュ｢...先輩。アルジュナさんはどんな感じでしたか？｣
｢アルジュナ...カルデアの彼とは違った。何もしないならそこで寝ていろ、何かするなら殺す気で寝かせる、みたいなオーラしか放ってなかったよ。｣
マシュ｢そうでしたか...先輩が猫のように、ありえないぐらい可愛がっていた彼の人格は...｣
｢マシュちゃん、人の奇行をこんな場面で晒さないでくれるかな！？...ペペロンチーノは...アシュヴァッターマンをアルジュナに奪われた感じかな。｣
ペペロンチーノ｢そうよ。どこからともなく現れた異星の神の使徒が、アルジュナを唆した。最初の数ヵ月はゆっくりコントロールしようと思ったのに...彼のせいで全部パーよ。｣
｢使徒...って、リンボ！？私見た！話したよ！｣
ペペロンチーノ｢だと思うわ。私も真名を暴けなかったけど...｣
｢真名も私たちが暴いている。なんなら助けられているから！｣
ペペロンチーノ｢えっ！？美形のくせに心がねじ曲がっている、あの男に！？｣
｢マジで！｣
ペペロンチーノ｢...にわかには信じがたいけど...確かに、カレも最近の様子がおかしかったわね。突然涙を流したり、知らない名前を呼んだり...その時は心が穏やかだった。純粋にその人を求めているような、そんな感じだったわ。｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2021年10月26日 9時
