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何を成すべきか、何を守るべきか。僕は何度もユガを繰り返してきたが、神に罰を与えられていない。というより、彼にこの世界にいることを永遠に許されている。

あの道化師もたまに、僕を無意識に撫でてくる。意識を取り戻せば軽蔑した顔で僕を見てくるけど、彼は決して僕を捨てる真似はしない。

そんな僕に与えられた使命。それは、この町の人を僕の武器で守ることだ。老人から子供、ペットまで。彼ら全員を守り続けるのが僕の仕事。もちろん神様に見捨てられないように、ちゃんと祈りもする。

お願いします、神様。どうか僕をこの地に...次のユガへ導いてください。

?「英智お兄ちゃん、なんだか外が騒がしいよ?」

英智「...一緒に外に行ってみようか。ヴィハーンも行くよ。」

ヴィハーン「ワンッ!」

僕はお祈りを済ませて、外へ出る。とても懐かしい気配がしたから。

藤丸「しばらく向こうとの通信は控えた方がいいみたいだね。」

紙屋「そんじゃ、俺達はこっちで情報収集...っと。この町は少し掃除すれば綺麗になりそうだが、治安が悪ければ掃除なんて考えも出ないか。情報を他人に与える程度の脳みそならあるだろ。」

「口は悪いけど、確かにウツリの言う通りかもしれないね。これ以上警戒心を与えてしまう前に、彼らとお話しようか。」

......生前の記憶なら、ちゃんと保持されている。だから忘れるわけがなかった。僕の師匠、僕の後輩、僕の先輩、僕たちのプロデューサー。世界に求められ、求められるがまま戦い、世界に捨てられた者。

「...!」

ずっと抱きしめたかった、僕の愛しい姉。

英智「Aお姉ちゃん...!」

紙屋「...天祥院英智?」

藤丸「お、お姉ちゃん...!?」

カルナ「お前...まさか英智か?あの決戦において俺を救った、かの英雄の後輩...」

英智「...そうだよ。久しぶり、カルデア。それから初めまして、小鳥遊A。僕はこの地に召喚されたサーヴァント、アーチャー・天祥院英智だ。」

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作者名:琲世 | 作成日時:2021年10月22日 19時

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