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「...ッ!」
大魔王「よかった、来てくれた!!!貴女さえいれば何もかもスムーズに進む!!!ジャゴヌバを殺しましょう!?そして私の力にするの!!!そうすれば何もかも滞りなく終わる!!!」
彼女の闇の力が、少しずつ私の動きを縛っていく。動けなくなった頃には彼女に倒れかかっていて、彼女はいつも以上に嬉しがっていた。
大魔王「ずっとここにいましょう...ねえ、私と世界を変えましょう。貴女もこんな世界は嫌いでしょう?」
「シャルル...」
大魔王「彼は別の場所に移動させたの。ああ...こんなにも心地がいい感覚は初めてね。そうだ、貴女の中にいる母親を殺さないと。何度も虐待した親に子を愛する価値はない、消えてもらいましょう。」
「...」
霊基外骨骼さえも動かない。何も口にするなと...そう言われてるかのような...
キリシュタリア「カイニス一人では片付けれない問題になってしまったね。...この場所が夢の中なら、私の制限にも入らないだろう。そこの女性、私のAを離してもらおうか。」
「...え...?」
キリシュタリア「コヤンスカヤに手伝ってもらった。さすがに君を連れていくことは不可能だが...その命を救うことならできる。君はこんなところで立ち止まってはいけない。私に会うために、君は戦い続けているのだろう?」
そうだ。私は最初、キリシュタリアに会うために戦わなきゃって誓ったんだ。どうしてこんな事をしたのか、どうして敵になってしまったのか。私は貴方に聞かなきゃならないと感じたから。
「ごめん...助けて...」
キリシュタリア「ああ。大魔王A、勝負だ。」
大魔王「...どうせ夢から覚めても、私はこの子を連れていくつもりだけどね。」
キリシュタリア「現実の方はカイニスに任せる。それに彼女は、君なんかに簡単に喰い殺されるような女性ではないからね。」
大魔王「言ってくれるわね...クリプターごときがッ...!」
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作者名:琲世 | 作成日時:2021年10月20日 0時