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「...えッ!?」
フィン「マスターの足元から竜巻...!?マスター、手を!」
あの殺人犯の罠か...だとしたら不味い。まだあの殺人犯の全容を掴めていないけど、私たちカルデアの存在を知り、尚且つ私たちの世界さえも塗り替えようとしている。そのためには私の力が必要だと言っていた。
フィンに手を伸ばそうとするが、周りの景色は一瞬で消え去った。
盟友「させるものかッ!!!」
盟友が何かの魔法で止めようとしているけど、竜巻は強まる一方...もう何がどうなってるのか、誰にも分からない。
アスバル「みんな何処にいる!?手を繋ぐんだ!早く!」
?「ようこそ、我が世界の隅へ。」
フィン「...マスター...?マスター!何処にいるんだ!!!」
盟友「っ...ごめんなさい。私の力が不足しているから...フィンさんのマスターはもう...」
フィン「いや...死ぬわけがない。仮にあの竜巻が殺人犯によるものだとしたら、殺人犯は彼女を欲していたんだ。殺してしまう前に、彼女を利用するために何処かへ閉じ込めるのが当たり前だろう。アスバル!思い当たる場所はないか!?」
アスバル「...そういえば、この魔界には昔滅び去った国が存在するんだ。魔物も蔓延っているから...人を隠すにはうってつけの場所かもしれない。」
盟友「...」
フィン「...案内してくれ。このままマスターを置いて帰るわけにはいかない。盟友、君にはキャスターのパラケルススを呼んできてほしい。マーリンには千里眼で彼女の居場所を教えるよう言ってくれ。」
盟友「分かりました。亡国・ネクロデアまで彼を案内してください、アスバル。アビスジュエルなら王都の近辺まで移動が可能かと。」
アスバル「それが、僕のアビスジュエルが何故か機能しなくて...時間はかかるが馬車でもいいかな。」
盟友「急げるのであれば。フィンさん、本当にマスターさんが生きていると言えるのですね?」
フィン「ああ!この私が一目惚れした人間だ。そう簡単に死ぬわけがないだろう?」
盟友「...ただの主従関係ではない、と。貴方たちから聞いたマスターとサーヴァント像から、だいぶ離れていますね。後はよろしくお願いします、アスバル!」
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作者名:琲世 | 作成日時:2021年10月20日 0時