プリテンダー ページ20
『...やばっ、いきなり通信が途絶した。とりあえず向こうは無事だけど...皆は大丈夫かな?』
サリエリ「戦う間も無くやられたが...とりあえず生きている。あの女、我々の力を一瞬だけ封じたな。」
サンソン「その前に...聞いたこともないクラス名が飛び出てきたんですけど。プリテンダーって確か、簡単に言えば嘘つきって意味ですよね?」
『ああ...だが彼女の霊基は、まだ孵化する前の状態のように思えた。もしも彼女が孵化した状態で、すべての準備が整っていたなら、Aは最初から誰も知らない場所に囚われていただろう。今の盟友は自分の存在さえも見失っている状態だと思われる。あの状態なら、まだ勝機はある。...だが』
マーリン「うん?」
『異界滅神ジャゴヌバとやらを倒さなければ、あの二人は一生姿を見せないだろう。そういうわけだ、そのジャゴヌバという神のことを教えてくれる者は?』
マリア「...あのぅ...実は詳しく聞かされてなくて...かなり深刻な状態なのは分かりますよ!?でもですね、女王だから前線で戦うなって足止めされちゃって...言うほどこの世界に詳しくないんです...!」
『...情報収集から始める必要があるな、これは。二人の現在地はこちらで確認している。生存確認もだ。今はまだ時間があるから、君たちがいる王都で情報を集めてもらいたい。頼めるかな。』
サンソン「...はい。」
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作者名:琲世 | 作成日時:2021年10月20日 0時