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「...ありがとう。そしてさようなら、オフェリア。」
マシュ「え...」
フォウ「フォ...」
オフェリア「...フォウも、本当にありがとう。サンソン、大切な後輩を支えてくれてありがとう。マシュも、他の人たちも。」
ああ、生きていてよかった。こんなにも心地のいい日曜日は初めてなの。誰か助けてと、いつもそう願った私。その私を助けてくれたアナタたちのためなら、私を信頼してくれたキリシュタリア様のためなら、私はこの命さえも懸けてみせる。
オフェリア「私の、魔眼!その真価は...!可能性を見通す事でも、その派生としての事象阻害の能力でも、ない...!そう。要石...!神霊にも等しい巨人王を現世に留めおくだけの、霊的な要石としての役割を、この魔眼は担えている!この瞳を排除して...スルトとの契約を、切り離す...!」
覚悟している。この脳が破壊されてもいい。
オフェリア「っ...ああああああッッ!!!」
マシュ「オフェリアさん!」
紙屋「オフェリアっ...」
オフェリア「魔眼と、魔術回路の接続を...解除!魔眼は...力を失い...!要石としての機能も、同時に、消え失せる!」
藤丸「もういい!オフェリアさん!!!」
オフェリア「シグルド!真なる大英雄、北欧のシグルド!お願い...!力を貸して!ただの一度きりで構わない!あれを...!炎を!切り裂いて!」
シグルド「了解した、マスター。魔剣起動____」
...ああ、一つ航海はあるかしら。アナタに謝れなかった。アナタとちゃんと向き合い、話せなかった。
でもそれは天界で果たせることね。どうか、どうかアナタに出会えますように。あの日のように、ただの友人として。
オフェリア「輝け、輝け、輝け!私の...!此処に輝け、私の......大令呪!!!」
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作者名:琲世 | 作成日時:2021年9月21日 15時