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カラプス「...騙したな。」

心臓に、もっと強く。

藤丸「必ず助けるッ...!」

カラプス「お前さぁ...騙されてるよ。」

藤丸「は...」

カラプス「この刀は確かに女神の刀、だが力なんて宿っていない。俺も女神も、普通に心臓を刺されりゃ死ぬんだ。それを知っている誰かに騙されてんだよ。」

サンソン「...そんな」

紙屋「じゃあ...藤丸はただの...」

カラプス「人殺しが善なんて名乗るんじゃねぇよ、バーカ。」

...俺が

俺が、殺した?

「見ないで。」

藤丸「...聞いたんだ...教えてもらったんだ...夏油さん...嘘じゃないって...キャスターのアルトリアもそうだって!!!」

夏油「本当のことだよ?それも昔の話だけどね。」

オベロン「アヴェンジャー...!」

夏油「そう、私はアヴェンジャー。復讐のためならどんな手も使う。君達はこの世界に馴染み、いっそう人間らしくなった。現に私に責任を押し付けようとしただろう?」

藤丸「でも...貴方は...」

夏油「まさか本気で信じてたのかい?それはそれで笑えることだね。英智も君も大馬鹿者だ。...オベロン、伝え損ねた君の敗北だ。黒幕は味方にいるんだよってこと、どうして伝えなかったんだい?自分への保険かな?」

オベロン「...」

夏油「改めて自己紹介を。私はアヴェンジャー、夏油傑。君たち猿を殺し尽くす者だ。生前の行いなど無視させてもらおう。私はただ殺し続けるのみだ。」

復讐代行、ご苦労様でした。→←.



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作者名:琲世 | 作成日時:2021年9月4日 19時

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