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騎士「ターミナルまで距離が近いね。このまま走っていけば、確実に女神との戦闘になる。その前に休憩だけしておく?十分ぐらいなら許してあげるよ。」

藤丸「...大丈夫!Aも一昨日から頑張っているんだ。俺たちも戦う!」

剣士「へえ...若いのに心構えがなっている。鈍間なことに変わりはありませんが、場の数より質の体験が大きいのは否定しません。褒めてあげましょう。」

騎士「そっちは質が少ないの?私は数も質も多いんだけどなぁ。」

剣士「こっちは元よりそんなもの求めていませんよ。数える暇すらありません。鬼を殺し、敵対する人間を殺す。ただそれだけです。」



妖精騎士トリスタン、彼女が殺されたターミナルが目の前に見えてきた。敵はターミナルの上部ではなく地下...ようやく聞きたいことがすべて聞ける。

あの黒い塊の正体を、まずは突き止めたい。

剣士「...私にとっては昔の話になりますが、伊黒小芭内という男には世話になりました。彼の剣も、私の一部としてこの中に。今も共に戦っています。」

紙屋「死んだのか。」

剣士「はい。...鬼も早く滅しないと...これ以上の犠牲は許容範囲から外れますから。」

鬼、魔獣。彼女たちには多くの敵がいる。その敵が再び出現した原因は、彼らが称える女神そのもの。

皮肉だと思った。加護を与えてくれたハズの彼女は、加護を与えずに罰を与えていた。

吉田「話はそれで終わりか?野蛮人。」

剣士「出迎えが早いですね。躾だけはなっているようで安心しました。」

吉田「...仮にも女神様、なんだろ?伊黒も女神もよくやってくれた。後は舞台の幕引きだけだ。」

騎士「そう。"カラプス"、貴方って意外と度胸があるのね。」

剣士「私からも同じことを言わせてもらいましょう。この下らない繰り返しの儀式、貴方の命ごと終わらせて差し上げます。」

マシュ「敵対生命を確認。先輩、指示をお願いします。」

サンソン「...処刑の時間のようだね。令呪の使用頼んだよ、マスター。」

.→←その輝きに刃を____"五度目"。



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作者名:琲世 | 作成日時:2021年9月4日 19時

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