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剣士「さあ、剣を取りなさい。この世界は戦うことでしか生きていけない世界。殺し合いが最も正しいのだと、貴方も気付いているでしょう?」
藤丸「...」
剣士「オルレアンでは戦争を見た。ローマでも戦争を見た。オケアノスでも、アメリカ大陸でも、キャメロットでも、バビロンでも...ロンドンは例外としましょうか。さあ、木の枝を取りなさい。貴方の取るものはすべて人殺しの武器、私と戦いましょう。」
木の枝だって武器になる。それだけは人類全員理解できることかもしれない。でも望んで人を殺したい訳じゃない、そんな世界を認めるわけにもいかない。
藤丸「御法川さん...俺は殺さないよ。倒すんだ。その思想は絶対に認めたくない。」
剣士「...勇敢な坊やですね。ずっと光が鬱陶しい...かつて見た、今では顔すら思い出せない名も無き少年のよう。いいでしょう、二人まとめて消えてもらいます。」
銀時「チッ...オイ、立香。今この瞬間だけ契約を許可してやる。」
藤丸「え?銀さんは人間...」
銀時「サーヴァントがサーヴァントと契約する、って例外もある。事情は後でよーく説明してやるから、さっさと俺と契約しろ!できないなら魔力ぐらい送ってみせろ!!!」
藤丸「...はい!」
銀時「よく言った。セイバー・坂田銀時、推して参るッ!!!」
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作者名:琲世 | 作成日時:2021年9月4日 19時