. ページ22
ずっと平穏を望んだ。私はもう人のために戦うことは疲れてしまったから、せめてあの人に会いたい。
剣士「今日は屋敷で休ませてください。」
産屋敷「帰り道は気を付けるんだよ。」
剣士「...はい。」
重い足取りで、たった一人しかいない自分の居場所へ戻る。お館様にこれ以上お世話になったら、お館様に迷惑がかかる。甘えたくても甘えれない。
...そもそも、私は鬼を殺すためだけに生きてきた。人を守る?そんな馬鹿げたことを何故私がやる?
殺せばいい。殺せば満たされる、楽しくなる。それこそが私の生き甲斐だ。
剣士「......」
語りかけてくるのです。私に世界を滅ぼす力がほしいか、と。共にこの人類史を焼き尽くさないか、と。
剣士「欲しいに決まってるでしょう...?」
呪いはない。でも、この一時なら私の退屈は満たされる。ソロモンの意識がそう語りかけてくれた。
剣士「お願い...」
ソロモン「永遠、と言ったらどうする?」
剣士「それこそ素晴らしいというものよ...!こんな退屈な世界、一緒にぶっ壊しましょう!!!!!」
一日目、終了。
松陽「...君の心臓は、まだ預かることにする。いつか君を救い出す日まで。」
二日目が幕を開ける。
炭治郎「A...何処に...」
松陽「私なら場所を知ってますよ。一緒に行きますか?」
炭治郎「...お願いします。Aが俺のことを待っているんです!」
新たな魔神柱の覚醒によって、彼らの計画は容赦なく叩き割られようとしていた。
1人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:琲世 | 作成日時:2021年9月4日 19時