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マシュ「...鎖が...ティアマト神を拘束している...」
ギルガメッシュ「見ての通り、ティアマト神は我らが目前。あと数歩こちらに踏み込めば、このジグラットは灰塵に帰す。だが悔しかろう、その一歩があまりに重い。」
「...」
ギルガメッシュ「さらばだ、天の遺児よ。以前の貴様に勝るとも劣らぬ仕事...天の鎖はついに、創世の神の膂力すら抑えきった。」
ティアマト「Aaaaaa____AAAAAAAAA____!」
あとは穴を掘るだけ。ウルクの地下と冥界はようやく繋がった。
紙屋「...イシュタル!派手にぶちかましてくれ!」
サンソン「ああもう...さっきのを見たら余計に腹が立ってきました!いつかエルキドゥが召喚されたら、本当に五回は死刑に処す!!!」
「シャルル...」
サンソン「でも...少しぐらいは話し合ったって、構いませんよ。同じ女に惚れた同士、話せることだって多いと思いますし...」
すべての決着は私たちに委ねる、ギルガメッシュはそう言った。
...私はあの姿を知っている。最初は憎き悪役って感じだったけど...今は、今は
「ぁ...」
ギルガメッシュ「...ようやく思い出したか、A。我は一度、貴様らの世界を破壊しようとした。簡単に言えば失望したのだ。故に破壊を望んだ...だが、あの夜...」
「私はただ見ているだけだったよ。...細かいことはよく思い出せないけど、私ね...あの時も今も、王様はたいして変わってないって思うんだ。強い人は強いって、ちゃんと認めれる人でしょ?慢心してるのが唯一の弱点ってだけでさ。」
ギルガメッシュ「人の痛い過去を掘り返すな...いや、未来か...?...どちらにせよ、お前からその言葉をもらえて良かった。悠久の時を越え、同じことを何度も繰り返し...我は自決も考えるほどだったが...」
奈落への道が開かれた。王は死す、だが私たちは歩みを止めてはならない。
ギルガメッシュ「...マスター...お前との出会いは、無駄ではなかった...」
?「いいや、無駄だ。」
「____っ」
伊黒「俺の名は伊黒小芭内。偉大なる母の供物となれ、女。」
サンソン「マスター...!?」
ギルガメッシュ「A...!」
サンソン「っ...手を...手を!!!」
背後から一突き、でも、それで、終わらせない
伊黒「!?」
「テメェも一緒に道連れにしてやるよ。奈落デートはお好みか?クソ野郎。」
サンソン「マスター!!!」
「...また後で会おうね。必ず戻ってくるよ、みんな。」
マシュ「せんぱ____」
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作者名:琲世 | 作成日時:2021年8月27日 2時