検索窓
今日:17 hit、昨日:0 hit、合計:949 hit

. ページ22

「...藤丸」

藤丸「A...あの、マシュのことなんだけど...」

「知ってる。あの子、もう寿命がないんでしょ。」

藤丸「...」

「そう簡単に落ち込まないで。マシュはきっと、後悔はしていないよ。私だってそうだもの。Aチームの皆が手を握ってくれなくて...私の体はすごく冷えていた。おかしいよね、大きな火事だったのに暑さすら感じなかった。」

フォウ「フォウ...」

「私の感覚が戻ったのも、こうしてここで立っていられるのも、あの時君が私の手を繋いでくれたから。だから私は戦える。この戦いがどれだけ恐ろしくても、私は大切な人たちと共に戦うことができるの。ありがとう、藤丸。」

藤丸「...うん。」

「マシュともちゃんと話してきなよ?私はダーリンに会ってくる。」



サンソン「マスター、これから管制室ですか?」

「管制室に行くついでに、自慢の旦那さんに挨拶しに来たの。おはよう、シャルル。」

サンソン「はい。おはようございます、A。」

「...たまには丁寧な口調は外してくれて構わないよ?」

サンソン「その...何だか緊張してしまって。ごめんなさい、A。男として恥ずかしいです...」

「そういうところも可愛いからいいけどさ...その代わり、向こうで何かあったら私を守ってね。シャルルは私の自慢の旦那さん、誰よりも強い人なんだってことを皆に伝えたいもの。」

サンソン「...ええ、もちろん。貴女の行く先が正しいと、これからも信じ続けます。最後の戦い、共に乗り越えましょう。」

「うん!」

.→←A.D.2016 冠位時間神殿 ソロモン



目次へ作品を作る
他の作品を探す

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:琲世 | 作成日時:2021年8月27日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。