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私の汚い考えを拭うように、響子は私と遊んでくれた。
高杉「ヤクルコだ、飲め。」
希佐「ありがとうございま...わっ!?」
響子「あらあら、中二病が何をしていらっしゃるの?このヤクルコも闇の何が混ざってるとか、そういうものかしら?」
高杉「うるせェ。そもそも中二病でもない。」
響子「ならなんと言うのかしら?」
希佐「あの...の、飲みたいんですけど...」
彼らのノリにはついていけないけど、結果だけ見ると...喧嘩じゃなくて良かったなって安心する。
高杉「良心的価格だ、持っていけ。そしてそこのクソニート!人の商品を飲むな!!!」
銀時「バレた!?お前ら逃げるぞ!」
新八「だからやめようって言ったじゃないですか!?というか僕を騙しましたね!?ヤクルコ無料って聞いたのに!!!」
神楽「ここのモンは全部無料アル。私についてこいヨ。」
高杉「よし、そこの二人だけ殺す!!!眼鏡は本体だけ踏み壊してやるよ!!!」
響子「...あれは本当の喧嘩。逃走成功するかなぁ♪」
希佐「...」
結果的に喧嘩でも、彼らなら大丈夫だろうなって安心できる。どうしてか...ん、どうしてなんだろう。彼らの安心できる姿に、何故か見覚えがあった。
...彼らへの異常なほどの信頼。この正体は...
マリア「坂田銀時様、高杉晋助様、坂田響子様!主から緊急召集がかかりました!」
銀時「...なんだ?」
マリア「詳しいことはリムジンに乗ってから...希佐様もどうかご同行願います。演劇の時間は後回しにさせてもらいましたので。」
希佐「は、はいっ!」
七海さん、あの人に会いに行けば分かるのだろうか。
世長「希佐...ちゃん?」
白田「どうした?」
世長「...いや...知らない人...なのかな。」
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作者名:琲世 | 作成日時:2021年8月9日 14時