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魔獣母神 ページ23

____早朝、この時間に魔獣は空腹を迎える。

私たち(朝御飯)を食べるために、人を襲い始めるだろう。そこで囮となるのが、私たち東部隊だ。西側に敵が行かないように、こちらで多くの魔獣を引き付ける必要がある。

「それじゃ、行ってきます。カルデア組は王に何も言われてないんだし、何かあったらすぐに駆けつけるよ。牛若たちの君を助けたいって気持ちも、私が全部背負ってね。」

『あのAが心強くなっている...!?』

「あはっ、帰ったら皆殺しにしてやろうかな。サーヴァントの扱いには気を付けろって、ちゃんと教わろうね?」

『すみませんでした!!!』

牛若丸「...行くぞ!魔獣ごとき、我らの敵ではない!この力を以て殲滅してやろう!!!」

...ここから先は戦場、一つの慈悲も許されない。

アナ「...?」

だから...この子と話だけでもしておきたい。

「アナ、君も頑張ってね。君も辛くなったら、大きな声で私の名前を呼んで。小さくて可愛い君なら、藤丸を見捨ててでも助けてあげるから。」

アナ「...ありがとうございます。そんな事は一切ないと思いますが。」

「フラグ建築ありがと。行ってきます、藤丸!」



百無「もうこんなに魔獣が!?以前見たときより、数が増しているように思えます...!」

紙屋「魔獣の新たな統率者が本当にいるのだとしたら、そいつに最高の隠れ蓑を教えてもらったとしか考えれない。こんな一瞬で、兵士と魔獣の数に差がつく理由なんて...」

天草四郎「考える暇はありませんよ!兵士よ、ここで逃げても魔獣に喰い殺されるだけです!立って戦いなさい!!!」

サンソン「...行きましょう、A。魔獣どもを蹴散らし、僕たちだけでも藤丸たちに合流しなければ。」

.→←百無客人ボイス



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作者名:琲世 | 作成日時:2021年8月9日 14時

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