＊ ページ32
*kamiyama*
救急に運ばれてきた患者さんの相談で、やって来たのは一般外科の医局。
�陲舛磴鵑�1番相談しやすいんやけど、見当たらへん。もう手術始まってもうたんかなぁ。
代わりに、普段からお世話になってて、�陲舛磴鵑了愼外紊發笋辰箸辰神萓犬棒爾鬚�けると、快く引き受けて下さった。
案の定、�陲舛磴鵑箸里鵑舛磴鵑�入る手術、さっき始まったばっかりなんやって。タイミング悪かったわ。
Dr「それじゃあ、状態落ち着いたら
神山「ありがとうございます。では、改めて」
相談も終わり、談笑している時やった。
ガタンッという大きな音と共に、乱暴に開いた入口の扉。
びっくりして目を向けると、現れたのはのんちゃんやった。
神山「こ、小瀧先生っ」
Dr「小瀧？！お前、オペは？」
小瀧「……っ、」
神山「…のんちゃん？」
医局内にいる先生達が一斉にザワつく。
それもそうや。オペに入ってるはずの医者が医局に居るんやもん。前代未聞やわ。
しかし、先生の問いかけに、のんちゃんが答えることは無かった。
代わりに、俺と目が合うと、ポロッとひと粒涙がこぼれ落ちる。
その途端、グラッと大きな体が傾き、壁に手を着いたかと思えば、そのまま壁に寄りかかるように崩れ落ちていく。
その一連が何故かスローモーションのように見えた。
一瞬、思考が停止する。
が、頭で考えるより先に体は動いとった。ただ事やないと、すぐにのんちゃんの元に駆け寄る。
神山「のんちゃんっ！」
Dr「おい、小瀧ーっ。わかるかぁ？」
神山「顔、真っ白やん…」
研修医の先生も居る他科の医局で、ついあだ名で呼んでしまった事に気付かないくらいには、内心焦っていた。
顔色悪い所の話やない。青白いというよりもはや真っ白。脈を確認する為に取った手は、驚くほど冷たい。
っていうか、手首で脈取りにくいんやけど、血圧下がっとるわけやないやんな？脱水気味なんかもしらん。
先生が肩を叩いて声をかければ、うっすらと目を開けたのんちゃん。
すぐに顔をしかめて呻き声をあげる。
神山「おぉ、どしたん。お腹痛いん？」
Dr「ちょっとこの痛がり方、心配やね。仮眠室で点滴でもって思ったけど…」
神山「えぇ。念の為、救急で様子見ます。車椅子かストレッチャー、持って来て貰えますか？」
色々気になることはあるんやけど、とりあえず治療が優先や。
嫌な予感、当たらんとええけど…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 700人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
エミーリア(プロフ) - 莉咲さん» コメントありがとうございます！夜遅い時間帯の更新が多くてすみません…。習慣にまでして下さって嬉しいです♪これからも楽しんで頂けるよう頑張りますので、どうかお付き合い下さいませ♡ (2022年10月13日 2時) (
レス) id: f671841eb7 (このIDを非表示/違反報告)
莉咲(プロフ) - 最近、このお話しを読んで寝るのが習慣になりました。これからも楽しみにしています。お身体に気を付けて更新、頑張ってください^_^ (2022年10月9日 19時) (レス) @page43 id: 831d42e079 (このIDを非表示/違反報告)
エミーリア(プロフ) - mikuさん» リクエストありがとうございます！心臓を専門にしてるDrが居ないので、軽い物にはなると思いますが、書かせて頂きます！お待たせしてしまいますが、心疾患は得意なので、楽しみにしていて下さい♪ (2022年9月20日 13時) (レス) id: f671841eb7 (このIDを非表示/違反報告)
miku(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます。リクエストよろしいでしょうか？夢主の心臓の病気のお話をお願いしたいです。大変だとは思いますが、無理せず頑張って下さい！ (2022年9月20日 8時) (レス) id: 38d0b39198 (このIDを非表示/違反報告)
エミーリア(プロフ) - ハナさん» コメントありがとうございます！更新お待たせしてしまってすみません。もうひとつのお話がひと段落したら書くつもりです。女の子のお話も考えています！もう少しお待ち下さい！ (2022年2月26日 21時) (レス) id: f671841eb7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：エミーリア | 作成日時：2021年2月1日 0時
