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涙を堪えて下を向くと上から舌打ちが聞こえてくる。
「さっきから俺の幸せって言ってるけど、俺の幸せを勝手に決めんなよ。」
『勝手じゃないよ、ちゃんとわかってる』
「わかってへんやろ、じゃあなんなん俺の幸せって」
『紗奈ちゃんが好きなんでしょ。2人は付き合ってるし、お似合いだと思ってる』
「言いたいことはそれだけ？」
『っごめん』
ひどく冷たい彼の目線に謝ることしかできない。
「…お前はどうなん」
『え？』
「俺の幸せとか抜きにして、お前は俺のことどう思ってるん」
『……好きだよ、大好きだよ。
好きだから、阪本くんのことが大好きだから幸せになって欲しいんだよ。
阪本くんが幸せなら私もしあわ、』
言い終わらないうちに、遮るように彼が私の手を引き、あっという間に唇が重なる。
びっくりして反射的に彼の胸を押せば、彼が舌打ちをしてもう一度キスをする。
「いつになったら分かるん？」
「あいつとは付き合ってない。ストーカーされてるから彼氏のふりをして欲しいって言われて、ふりをしていただけでそれ以上でもそれ以下でもない。」
『…え？』
「俺が付き合ってるのはお前やん。…連絡しないのも言葉にしないのも、お前だからやん。開き直る感じになるけど、それが俺の性格やから。」
『……』
「Aにとってこの一年はなんやったん。
お前は俺が好きでもないやつと一年付き合いようなやつやと思ってたん」
「そんな言い方したら、阪本くんが私のこと、好きみたい…」
「…誕生日も教えないお前の誕生日を祝いたいと思ってケーキを買って、行きたい場所とか好きな食べ物を知りたいと思って、お前が雨の日は嫌いって言ってたから、雨の日にあんまり外出せん方がええかなとか考えて、」
『え？』
「いっつもかわいいって思ってるし、寝顔を見れば頭を撫でたくなるし」
『ちょっと待って、意味が、、』
「他の男と話してたらイライラするし」
「…これが好きってことなんじゃないん？」
散々泣いたはずなのに、また涙がとまらなくなる。
手が震えて、嗚咽が漏れる。
呆れたように彼が私の頭に手を乗せ、愛おしいものを見るかのような目で見つめてくる。
壊れ物も触るかのように彼に抱きしめられる。
「…好きやで、A」
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流(プロフ) - ぱふぇさん» えーー！！そんなミラクルあるんですか！？！びっくり…と同時に褒められてしまって嬉しいやら恥ずかしいやら…！！もどかしい展開いっぱい続いちゃってください……楽しみにしてますﾆﾁｬﾆﾁｬ (3月6日 0時) (
レス) id: a6a9c1ba3f (このIDを非表示/違反報告)
ぱふぇ(プロフ) - 流さん» え！流さん！！流さんの書くお話が大好きで短編を何回も読み返してます！！大好きな作者さんから感想いただけて泣いちゃいそうです😭もどかしい展開が続きますが、これからも楽しんでいただけると嬉しいです🫶💕 (3月5日 20時) (レス) @page5 id: 9055367193 (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - お題から何から全てが良すぎて床を転げ回りながらお話を読んでしまいました……借り物競走の時なんかもはや親の目線になっちゃって情緒が変になってしまった ゆっくり恋愛に発展してる感じがすごく好きです😭更新楽しみにしています🌸 (3月5日 19時) (レス) @page5 id: a6a9c1ba3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱふぇ | 作成日時：2024年2月29日 16時
