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一息ついて阪本くんに向き合う。
「…お前なんなん、連絡も繋がらんし」
『……』
いざ彼を目の前にすると声が出ない。
そんな私にイラついたように彼が言葉を重ねる。
「なに？あの堂前とかいうやつと付き合った？」
『いや、ちが』
「おれはもう用済みやって？」
確実に怒っている彼を見て覚悟を決める。
『あのね、阪本くん。
私、今日はお礼を言いにきたの。
まず、約1年私と付き合ってくれてありがとう。
ずっと気がつけなかったんだけど、本当に阪本くんは私のことを大切にしてくれてたんだね。
気がつけなかった自分を本当に後悔してる。』
「なに、その付き合ってくれてるって
お前は俺が、慈善活動かなんかで付き合ってたと思ってるん？」
『…え、ちがうの？』
「はあ、お前ほんまに」
声のトーンをまた一段下げてため息をつく彼に言葉を続ける。
『だって私たち普通じゃないよ』
「お前のいう普通ってなんなん」
『あのね、阪本くんは気づいてないだろうけど、私１回も阪本くんに好きって言われたことないんだよ。これって普通じゃないでしょう。』
それをいえば少し驚いたような顔をして私の目を見つめる彼。
声が震えそうになるのを堪える。
ここで泣いたらだめだ。
『でも、そんなこともういいの。
阪本くんが私のことを好きじゃないことなんて知ってた。
でもさっきも言った通り、本当に阪本くんには感謝してるし、付き合っている間私は本当に心の底から幸せだったの。
だから阪本くんも紗奈ちゃんと幸せになって。
今まで縛っててごめんね。阪本くんも阪本くんが好きな人と一緒にいなきゃだよ。』
阪本くんはいつ私を振るんだろうなんて今まで怯えながら過ごしていたけれど、きっと優しい彼は、私を振ったりしない。
だからもう決めたんだ。
もう一度彼の目を見る。
『…阪本くん。私たち、別れよう』
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流(プロフ) - ぱふぇさん» えーー！！そんなミラクルあるんですか！？！びっくり…と同時に褒められてしまって嬉しいやら恥ずかしいやら…！！もどかしい展開いっぱい続いちゃってください……楽しみにしてますﾆﾁｬﾆﾁｬ (3月6日 0時) (
レス) id: a6a9c1ba3f (このIDを非表示/違反報告)
ぱふぇ(プロフ) - 流さん» え！流さん！！流さんの書くお話が大好きで短編を何回も読み返してます！！大好きな作者さんから感想いただけて泣いちゃいそうです😭もどかしい展開が続きますが、これからも楽しんでいただけると嬉しいです🫶💕 (3月5日 20時) (レス) @page5 id: 9055367193 (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - お題から何から全てが良すぎて床を転げ回りながらお話を読んでしまいました……借り物競走の時なんかもはや親の目線になっちゃって情緒が変になってしまった ゆっくり恋愛に発展してる感じがすごく好きです😭更新楽しみにしています🌸 (3月5日 19時) (レス) @page5 id: a6a9c1ba3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱふぇ | 作成日時：2024年2月29日 16時
