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「全部買った?」
「チキンやろ、ワインやろ、」
「ワインは予定外やわ。」
「せっかくやし記念に!」



プレゼントを買ってもらった子供のように満面の笑みを見せるから、思わずこっちも笑ってしまう。



「来年は小さいクリスマスツリー買おうや〜」
「外に見に行けばええやん。」
「組み立てるのが楽しいんやって。」



いつだったか、
クリスマスに欲しいものを聞いたことがある。
その答えを聞いてから買うものを決めようと思ったのに、彼の答えは予想外のものだった。




『Aと一緒に過ごせたらそれでいい。』




毎年のこれが彼へのプレゼントになるだなんて、甘い考えかもしれないけれど。2人で過ごす時間の中でこの笑顔が沢山見られたらいいな、と思う。




「…クリスマスツリー買おか。」
「マジ!?来年も楽しみやな。」



来年も再来年も、その次の年も
こうして君と一緒にいられますように。




「あ、雪や。」
「ほんまや!ホワイトクリスマスやん!」



君の幸せの中に私が居られますように。

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設定タグ:なにわ男子 , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ユキ | 作成日時:2022年9月25日 17時

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