*～箱～*〈約ネバ〉 (ページ19)

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次の日

エマとノーマンが走って、そのあとをつけるようにレイが森に入るのを見て、私もそのうしろからつけることにした

ちなみに、ユウお兄ちゃんはママと一緒に年少者の、世話をしている

どうやら、エマとノーマンはロープのかわりになるテーブルクロスを森の奥に隠しにきているらしい

塀の上に上がるためのロープを隠しておかないといけないからだろう

レイは近くの木のかげに隠れて様子を伺っている

私はその木から少し離れたところの木に登り、隠れることにした

ｴﾏ「ねぇ、ノーマン。レイとセラには話しても大丈夫なんじゃないかな…」

ﾉ-ﾏﾝ「それは僕も考えてた…レイならパニックになったりしないだろうし、物知りな分機械にも詳しい。きっと戦力になってくれる。ただ、問題はセラだ。彼女はいつからか僕らと極力関係を持とうとしなくなった。何か理由があるはずなんだけど...やっぱり、味方であってほしいし」

確かに深く関係を持たないようにしてはいた

でも、家族なんだから少しは頼ってほしい...

ﾉ-ﾏﾝ「セラはまだ保留にしようか。レイには僕から話すよ。エマは1度戻って…」

ﾚｲ「なんで？今話せよ」

ｴﾏ「レイ！？」

ﾚｲ「悪ィツケてきた」

エマ「！？」

うん。知ってた

エマもノーマンも驚いたような顔をしている

気づいてなかったということか…

ﾚｲ「いーかげん気になるから問い詰めようと思って…門で何があった？」

エマ「え？」

レイ「だって明らかに様子おかしかったし、間に合わなかったのにお前ら手ぶら。様子はおかしすぎるし。何もねぇわけねぇだろ吐け」

おーい、私登場すべき？

ﾉ-ﾏﾝ「…助けてくれる？」

ﾚｲ「…おう」

...登場しないで様子でも見るとするか