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ぴったり朝6時
ハウスの朝は鐘の音とエマの声で始まる
エマ「おっはよー!みんな起きてー!朝ごはんおっくれるよー!」
私はすでに起きて図書室にいる
5時頃からずっと本を読んでいる
これが私の日課だからだ
毎朝5時に起きて図書室で本を読んで、エマと鐘の合図で食堂に向かう
朝食を食べて、テストをする
もちろん、フルスコア
そして自由時間になった
私にとって辛い時間は、この時間と家族が出荷される時間だ
今はテストをする部屋
ちょうどテストが終わって図書室に行こうとした時
エマ「セラー!!」
ほらきた
私はエマ達にかかわらないようにしているのに、エマはいつも遊びに誘ってくる
エマだけじゃない
ほとんどの人は諦めているけど、エマ、レイ、ノーマン、ドン、ギルダはいつも私を遊びの輪に誘う
エマ「セラー、あーそーぼー」
『嫌』
ギルダ「最近ずっと外で遊んでないでしょう?運動不足になるよ」
『運動はちゃんとしてる。だからハウスでの体力テスト、毎回一位でしょ?』
ドン「そりゃそうだけどさ。今日は、コニーと遊べる最後の日なんだぜ?」
『遊んでおいでよ』
ノーマン「どうして最近急に態度が変わったの?少し前まではセラから遊びに誘ってくれてたじゃないか。何かあったの?」
『さぁね』
エマ「レイはセラがいる時は遊びに参加してくれるんだよ!」
ドン「そうだぞ!だってレイは...」
レイ「ドン」
ドン「...」
私は右腕をつかんでいるエマの手をはなし、肩をゆするドンの手から逃げる
エマドン「あ」
とほぼ同時に私は走り出す
エマ「待てー!」
ドン「そっち行ったぞー!」
ギルダ「ちょ、エマ!?ドン!?」
いつも逃げればエマとドンがうしろから追いかけてくる
ここからはスピード勝負
レイとノーマンが回り込んでくるより前に私が逃げ切れば私の勝ちだ
いつもは遠回りをして逃げていたけど、今日は近道をしよう
私はハウスの出口に一番近い廊下を走る
エマ達との距離はどんどん広がる
あとは外に出るだけ
と思った時だった
急に体が宙にういた
ノーマン「捕まえた!」
『あっ!』
外に出ようとした私の体をノーマンはうしろから抱き上げていた
すぐ近くにいたレイが出口の扉をしめた
ノーマン「もう逃げられないよ。一緒に遊ぼう?」
...私の負けだ
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碧(プロフ) - 美咲さん» ありがとうございます!! (2020年1月12日 16時) (レス) id: fe5bdcf85c (このIDを非表示/違反報告)
美咲 - 面白いです!頑張って下さい!! (2019年12月4日 17時) (レス) id: e5389fce93 (このIDを非表示/違反報告)
碧(プロフ) - ネギトロ81194さん» すごく嬉しいです!!頑張るつもりで頑張ります! (2019年10月13日 12時) (レス) id: f4a233b79b (このIDを非表示/違反報告)
ネギトロ81194 - 面白い…最高…神…好き…更新頑張って下さい! (2019年10月10日 15時) (レス) id: 0e7815ed8c (このIDを非表示/違反報告)
lkwisterven - 碧さん» うん…本当だった… (2019年9月16日 10時) (レス) id: a124146768 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:碧 | 作成日時:2019年5月2日 21時