*～箱～*〈約ネバ〉 (ページ25)

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今日も忙しい朝から始まる

騒ぎながら朝食の準備をし、朝食を食べ、テストをうける

結果はもちろんフルスコアだ

しかし、今日は２ついつもと違うことがあった

１つ目は、朝からやけに嫌な予感がするし、夢を見ているわけでもないのにどこからかアヤの声がかすかに聞こえた

その声は、私だけに聞こえているようだった

しかし、うまく聞き取れなかった

２つ目はテストの終了後

新しい“敵”

ｴﾏ「…大人？」

エマは思わず呟いていた

ﾏﾏ「この小さな子はキャロル、そしてこちらはシスター・クローネ。今日から新しい家族になる人達よ。さ、シスター・クローネ挨拶を」

ｸﾛｰﾈ「今日から一緒に暮らします。どうぞよろしく」
　
　
　
　
　
　
Emmaside

　
ﾉ-ﾏﾝ「3歳以下が16人…」

ﾚｲ「敵ももはやママひとりじゃない。さらにここから逃げづらくなった…」

自由時間、私達３人は外へ出てハウスから少し離れた木のそばへと集った

ﾉ-ﾏﾝ「くそっ！」

レイ「まずいな…鬼の配下がもう1人…しかもまた嫌なとこに住みつきやがった」

ｴﾏ「片付けた空き部屋、2階にある子供部屋の中央…」

ﾉ-ﾏﾝ「食料庫のスペース確保、予備リネンの点検…僕らは敵を迎え入れる準備をさせられていたってことだ。考えればわかったのに…！！
ママはヒントをぶら下げていた。ただ不意打ちを与えるだけならあの3つの仕事はさせていない！読めたはずなのに読めなかった…

あのママを超えなければ脱獄はないんだ！」

ﾚｲ「でも、だったらそう怯ませるのも狙いなんじゃね？戦略において俺達より上、お見通し、諦めろ…わざわざヒントをぶら下げたなら恐らくそれを見せつけるため。相手のペースに乗せられるわけにはいかない。落ち着いていつも通り動こう。最後に逃げちまえば勝ちなんだ。ってわけで、嘆いても敵を喜ばせるだけ逆に喜んでやろうぜ」

ｴﾏ「え？」

ﾚｲ「情報源が増えたってな。ちょうど情報がほしかった。その意味では悪くない」

そうだ！情報源！

ｴﾏ「タダでは負けない」

ﾚｲ「ああ、最後に勝つのは俺達だ」

ﾉｰﾏﾝ「それともう１つ気になることがあるんだけど...」

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