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24話 ページ25

Aside

あれから少し歩くと

匡平「あれか?」

A「そうだね」

真っ暗な中 ロッジについた

中に入ると机の上に煙草とライターと灰皿が
おいてあった。

A「わざわざご丁寧に、あの男の子達買ってきたんだ」

匡平「はぁ…」

匡平くんはため息をつき煙草をゴミ箱にすてた

匡平「黙って出ていったのは悪かったよ。ちょっと八雲さんのところ行ってて。帰りに送って貰って塾長と話してたから誤解は解けてると思う。聞きたいことあって。」

A「…聞きたいこと?」

まさ兄に勉強のことを聞いていたという匡平くん

匡平「あのさ、さっきは悪かった」

A「いや、私もあれダメこれダメ言い過ぎちゃってたし…人間の脳って否定形を理解できないんだって」

匡平「えっ?」

A「まさ兄にさっき教えられたの。」

匡平「えっ?」

A「例えば、東大に落ちたあなたを想像しないでください…想像しちゃったでしょ?」

匡平「うん」

A「遅刻しちゃダメじゃなくて、5分前に来てねって言えばよかった。匡平くんは絶対に東大に合格する。合格して幸せになる。誰よりも信じてる。て、まさ兄の受け売りだけどね」

何かを思い出したような表情をし
匡平くんは私の元へきた

匡平「これ着ろよ。濡れてないから。」

A「えっ…」

匡平「これ脱いで」

そういってまさ兄に借りた上着を脱がされる
私の目をじっとみつめながら

匡平「A…俺にもご褒美ください」

A「あっ!アメ?えーっと…」

探していると突然、匡平くんが私の肩に
頭をのせた

匡平「A、来年の2月4日覚えといて。俺の誕生日だから」

んっ?こういう時はよしよしか?
匡平くんの頭を撫でたすると

匡平くんは力を込めて私の腰に手を回した

A 「宿戻ろ?お姉ちゃんとか美香ちゃん心配してるだろうし!これ、借りるね」


私は匡平くんから貸してもらったジャージをきて
ロッジをあとにした

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作者名:ゆめ | 作成日時:2019年2月25日 1時

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